NEWS ニュース
夏休み明けに読む。人生のヒントになるかもしれない3冊。
夏休み明けに読む。人生のヒントになるかもしれない3冊。
長かった夏休みもいよいよ後半。お盆休みも終わり、お仕事に戻られる方、また2学期が近づく中で憂鬱な学生さんも多いのでは。夏休みが楽しければ楽しかった分、もとの暮らしに戻るのが億劫になりますね。
今回はそんな夏の終わりに読みたい、人生のヒントになるかもしれない3冊をご紹介。別にそんな難しいことは考えず、普通に楽しく読んでいただいてももちろん大丈夫です。是非気楽にお楽しみください。
目次
「カフネ」阿部暁子
最愛の弟を亡くした主人公は、夫にも去られ、自暴自棄な生活を送っていた。弟が遺した遺言に従い、彼の元恋人と待ち合わせるところから物語は始まる。全く噛み合わない会話に苛立つ主人公。だがひょんなことから次第に垣間見える元恋人の本意に、少しずつ惹かれ始める主人公はやがて。
食を通じて、「美味しい」と思えることの素晴らしさやうれしさを少しずつ取り戻していく主人公に、読者も少しずつ惹かれていきます。美味しいものが大好きな方にもおすすめの1冊かと。
「君はなぜ働くのか」松永茂久
「君は、なぜ働いてる?」
ミリオンセラー「人は話し方が9割」の著者が示す、働く意味の見つけ方。夢がなくても大丈夫。やりたいと思うことより、目の前にあることを一生懸命やる。そんなシンプルな考え方が、実は一番大事なのかもと。
なんだか「夢」を持たないのが悪いことのように語られる現代で、夢をもたなくても大丈夫、と語りかけられると、ちょっとホッとできるんじゃないかと。肩の力を抜いていきましょう。
「西の魔女が死んだ」梨木香歩
中学生になり、どうしても学校に足が向かなくなった主人公まいは、大好きなおばあちゃんのもとでひと夏を過ごすことになる。生活環境の変化に最初は戸惑うまいだが、やがて魔女の末裔だというおばあちゃんとの暮らしに馴染んでいき、本当の自分を取り戻していく。そして数年後、本当に魔女になったおばあちゃんから、最後のメッセージが届く。
なんだか不思議なタイトルだが、おばあちゃんの伝えたいメッセージは意外にシンプルなもので。読後、心が軽くなるような1冊です。
SEE SEA 読書会
SEE SEA PARKでは、本好きの皆さん(も、そうでない方も)を対象にした「SEE SEA 読書会」を毎月1回開催しています。
読書会では毎月1冊、課題本を決め、その課題本についての感想を自由におしゃべりしています。
(そのため事前に課題本を読んできていただいた方が楽しめます!)
次回9月6日の読書会の課題本は、今回お薦めした「西の魔女が死んだ」。本を読んだ感想を、みんなで楽しくおしゃべりしましょう。
参加のご予約などは特に必要ありません。どうぞお気軽にご参加ください。